2016年2月28日日曜日

恒道会の特養の空きベッド 26床に増える

 25日の一般質問で町答弁でわかった特養の空きベッドは、12月の19床から26床に増えていることがわかりました。入所待ちの方や家族の事を考えると、いてもたってもいられない気持ちになります。
 3月にはまた職員が10名ほど退職すると聞いています。実情を知る入所者とその家族は、運営できなくなり「退所」を迫られることはないのかとても心配しています。(当然です)
 特養はベッドが97~98%稼働することで経営が成り立つと言われます。2年続けて2憶円近い赤字を出している上に、理由がよくわからないデイサービスの移転でまた経費がかさんでいるはずです。町民にとってなくてはならない施設。町は「退所」にならないように努めると答えますが、経営陣に問題があるのではないかと思います。
 見通しについて、説明会を開いてほしいと申し入れをしていますが、いまだにできていません。運営について、町も県も「基準にあったサービス提供がされるようにしている」と答えますが、これは義務であり、最低ラインをクリアすればよいという考えです。
 法人は「民間」なので、立ち入れない部分があるとはいえ、「保険」制度を運営しているのですから、保険者である町が保険料を払う町民の立場に立つことが求められます。制度設計の間違いなのか・・・歯がゆい思いでいっぱいです。
 

中学校給食の経費は小学校の2倍!

 25日の一般質問で中学校給食を取り上げました。冷たく、生徒によっては量も少ないため、家から持ってきた弁当を隠れて食べなければならない事態が起きています。
 相模原にある業者とは3年間の委託契約を結びました。弁当の受入体制の工事費や弁当箱に1800万円が使われ、28年度予算ベースでは自校方式の小学校給食の2倍がかかることがわかりました。1食当たり600円弱(材料費込み)かかっています。
 生徒・保護者からは家庭弁当と業者弁当を選択させてほしいと、声が上がっています。教育委員会は「給食は全員が(アレルギーの児童生徒は別にして)同じものを食べること、食育にも同じものを食べることが必要、好き嫌いをなくすためにも同じものを。量は基準に基づき計算している」と譲りません。契約の変更はできます(経費は別にして)。今後の現場からあがる声に応えるべきです。
 食育、嫌いなものを食べられ得るようにするには「おいしい」と思うことが必要だと思います。世界を見れば、食糧不足で餓死せざるを得ない子どもたちがたくさんいます。そのことを考えることも大事な教育だと思います。

ただちに自校方式の検討に入って!

2倍も経費を使うことをいつまでも続けるのではなく、すぐに検討に入るべきです。私も自校方式にどれくらいかかるか、調べ始めます。文科省に問い合わせ、半分は補助がつくことがわかっています。とはいっても、なかなか計算通りに補助が受けられる訳にはいかないようです。補助の申請のタイミングがカギを握るようですので、そこもしっかり調べ、提案していきます。
 厚木市ではセンター方式から自校方式に戻しています。
 

2016年2月24日水曜日

中﨑町長 総括質疑で「痛みを伴う予算はあるのか」に具体的に答えず

 昨日の町議会はH28年度予算に対する総括質疑。柴崎議員、坂田議員、私の3名が質疑を行いました。
 町議会のルールは40分以内、再質問は1回となっています。柴崎議員のアドリブ質問に町長が時間配分を考えずに答弁した結果、通告書を受けて用意された答弁が40分以内に行えず、時間を数分オーバーするハプニングが。
 続く坂田議員はうまくまとめ、再質問の時間がもらえない(時間ぎりぎりまでの答弁書の場合が多い)私の質疑の前に議長が「再質問の時間を10分考えて答弁するように」述べた結果、12分の時間が発生。半ばあきらめていましたが、とっさに4項目の再質問を行いました。
 一番気になる施政方針の中の「事業の見直しや廃止もありうる、町民の皆さんには痛みを伴うことをお願いしなければならないこともあろうかと思います」の質問に明確な答弁が無かったので、「条例改定があれば値上げなどがわかるが、要綱の中身までは見えない。そこはどうか。」と聞いたところ、「ありうる」との答。
 これから先は予算特別委員会で審査するしかありません。私は今回委員ではないので、他のメンバーに期待するところです。

教育予算の現場からの要求総額は把握せず

教育委員会の予算要求額に対し、5000万円減額の億9800万円が計上されました。教育委員会の事務方は現場の要求額を町長部局に配慮、きれいにまとめて要求すると思っていますので、「現場の要求総額は把握しているのか」聞いたところ、「していない」と答弁がありました。
 「総額を計上するなんて、どだい無理」と思われても、現場が必要としている課題を把握することは絶対必要だと思います。財源が限られていることは誰もが認めること。優先順位を付けるためにはどの分野においても底の底にも光をあてることから議論を始めるべきです。

2016年2月19日金曜日

速報 大磯駅前スタンディングに30人以上!

 暖かい風が吹く(花粉も飛ぶ)中、19日を忘れない人々が集まりました。このあと、他の駅頭でスタンディング、また東京の辺野古基地反対集会に行くという方も。みんなの分もよろしく!です。
 私は1時半から議会運営委員会に出席のため、15分間しかいられませんでした。40人近く来られたかもしれません・・・
 いよいよ署名に本格的に取り組みます。

2016年2月14日日曜日

大磯町のスクールランチ(中学校給食) 何とかしなければ!

 「不味くて、冷たいうえに量も足りないため、お弁当を持参させる家庭が多いが、学校では給食時間中に食べるのを禁止しているので、隠れて食べるしかない・・・」こんな声がメールで寄せられました。どこかで「給食が不味くて空腹を抱えて帰宅、夕食を何でもおいしく食べるようになった」という笑うに笑えない話を聞いたことがあります。

 調理と配送の委託業者選定時に試食をしているはずですが、工場での試食だと思います。10℃以下に下げてから配送する、どれだけの味になるのか確かめなかったのか・・・
 業者選定後、保護者と生徒に試食してもらった時にとったアンケートでは、生徒が「おいしくない」と答えた割合がトップです!この間、教育委員会事務局は何をしてきたのでしょうか。ふつふつと何とも言えない怒りに似た感情が湧きあがります。

 業者とは3年間の委託を結びましたが、「おいしくする工夫」「自校方式の検討を始めること」「委託内容の変更」を求め、2月25日(木)午後3時10分からの一般質問で取り上げます。
 

家で看取るということは覚悟が必要

 看取るという言葉はよく聞きますね。「家族に看取られながら旅だった」「最後まで家で過ごし、看取りました」などなど。
 105歳の義母の入退院を経験し、「家で看取るということ」のイメージが具体的になってきました。
呼吸困難と胸の痛みを訴えたので緊急搬送、症状が落ち着いた後主治医から「治療のできる段階ではありません。ご本人にとって退院して家で過ごされるのが一番良いのでは」と、勧められました。
 そうなんです。ご本人の心臓は動いているだけで奇跡的な状態。なにより「あたしゃ、ビールが飲めなくなったらおしまいだよ。」というほどビール好きな母を一刻も早く退院させたい。でも、受入体制のために2、3日おくれて結局10日間入院しました。
 退院して一番初めに口にしたのはもちろんビール!おいしそうに飲んだ顔は忘れられません。困ったのは入院中に誤燕防止で食べさせてもらえなかったために口や舌の筋力がすっかり衰え、刻み食だったのが流動食しか食べられなくなったことです。
 点滴の注射針を取ってしまうために、手にミトンをはめたため、指をうごかすこともままなりません。それでも退院して2週間がたち、やっとのことで自分でスプーンとヨーグルトを持って何口か食べられるようにまで回復しました。本当に凄い方です。

 さて、「家で看取る」ことを勧められた、「同じことの繰り返しをするのか。病院にきても治療はできない」といわれた義母の5人の子どもたち(3男はウチのダンナ)、そこで「家で最後を迎える」はなしにまとまりました。要するに「救急車を呼ばない」ということです。

 「最後の瞬間がどんな形で訪れるのか・・・苦しむことはないのか」思い切って医師に尋ねたところ「多少はそういうこともあるでしょう」とのこと。(;O;) 私自身の母は65歳の時にガンでホスピスで亡くなりました。延命治療はせず、痛みと苦しさは薬でコントロールできていましたので、義母もそうできないか聞きましたが、逆に難しいと言われました。

 その時、私はどこで何をしているのか。居合わせることができるのか。居合わせたら自分自身、どう行動するのか。多分、母を後ろから抱き抱えて背中をさすり、励ますことしかできないでしょう・・・
 「眠るように息をひきとる」方もいらっしゃいます。でも、みんなそうとは限らない・・・

「看取り」をしてくれる介護施設は得難い存在です。大磯町では恒道会。でも、いつまで続くのか不透明な状況です。呼吸困難の状況を知る私は日々ドキドキしながら過ごしています・・・
 

盛りだくさん!3月補正予算案 定刻オーバーは必至

 2月16日から始まる大磯町議会3月定例会。初日はどう考えても定刻の5時に終わりそうにありません。
 議案と説明書は合計225ページ!予算関連は別に592ページあって、施政方針演説でまとめて提案されます。初日に審査する20議案のボリュームは今までで最高ではないかしら。くらくらする頭で読み込みます。国会で決める法改定ではどんな議論があったのか確認します。町独自の案件では今までの論点整理、態度表明などをふまえて、質問を組み立てます。

今回の補正予算では

○「子ども子育て支援新制度」で国の方針の反映(多子世帯の負担軽減)や公定価格(制度に乗 る 幼稚園・保育園の運営費の単価)が決まったため、町の財政負担がどう変化したか確かめなくてはなりません。
○地方交付税が1億2650万円近く増えます。その内容は?
○マイナンバー関連の予算計上もあります。何がどう変わるのか、質問します。
○国民健康保険事業で国・県から保険税の負担軽減のための支援金が出ますが、どう処理するのでしょうか?
○介護保険のサービス給付費が当初比で6000万円も減るけれど、恒道会の空きベッドと関係はないのか・・・などなど、1回の質疑で行う3問3回ルールでは到底足りません。

国府中学校体育館では天井の板の劣化が見つかり、工事請負契約の変更・約960万円の増額が提案されています。工事設計委託時に当然考えなくてはならなかったのでは?

旧吉田茂邸再建では、神奈川県に工事を委託している関係で、協定書の変更や年次協定の議案が出てきます。再建関係では一貫して反対しています。

ぜひ傍聴に来ていただきたいと思います。SCN放映を見ていただくのもけっこうです。時間があれば、現地に来ていただき、雰囲気も含めて議会のチェックをお願いします。

2016年2月4日木曜日

ご無沙汰!3日の大磯駅スタンディングは45人!

 105歳の義母の入退院でバタバタしていました。医療や介護の実地訓練をしています。「看取り」まで考える事態ですが、義母には最後まで楽しく過ごしてもらえるよう、家族・医療・介護の関係者の協力を得ながら進めています。今でも「ビールがおいしい!」と言う明治生まれの人生の達人です。
 3日のスタンディングは前回の1.5倍の参加者がありました。戦争法廃止2000万署名 二宮・大磯推進会議も発足しました。ブログも立ち上がりましたので、コメントをお待ちしています。
 先ほど、大磯町議会3月定例会の一般質問の通告をすませました。1問目は中﨑大磯町長が自衛隊の募集相談員と会ったことについて、経緯と真意を質問します。合わせて、昨年神奈川新聞が行った安保法案のアンケートに無回答だったことも聞きます。
 質問の時間割は9日に決まります。ぜひ傍聴に来てください。SCNで放映もします。