2017年3月31日金曜日

大磯町 超弩級の人事異動に続き管理職手当を2%アップ!

 今日は年度末。3月23日に記者発表された「平成29年4月1日付人事異動」を見て驚いたのは、「部長級8人(昨年は1人)、課長級17人(同6人)、副主幹級8人(同10人)で全体で143人(同138人)に移動を発令」したことです。部課長級の数も増やしました。(人数の精査はこれからします)
 大磯町の正規職員の32%が経験5年未満なので、業務の進め方のポイントがわからない、業務内容を伝えられない・教えられない、業務の引継ぎのしかたがわからないなど、深刻さは理事者も理解しているはずです。が、この異動の多さに「どうしたら仕事が回るのか頭の中が真っ白状態」の職員が多いのではないかと思います。
 町長は事実上全ての職員の任命権者ですから、(制度上は複雑ですが)職員配置は将来を見越して行うのが当然と言えます。昨年、今年と2年連続で140人前後を異動させた結果、組織に何が起きるか町長は理解されているでしょうか。私には理解不能です。異動の対象職員は予算審査の答弁でいくと336人のようですが、「職員数」はいくつもの数え方があるので、つかみどころがないのが実情です。
 29日には「管理職手当を16%から18%に上げる」ことを宣言(告示行為)しました。当初予算での説明は全くありません。当然1年間の値上げ分は当初予算内で収まるはずですが、今回の措置について議会への説明はありません。管理職は時間外手当てがつかないので、給料上逆転する人もいます。給料アップは歓迎しますが、実質の労働時間がそもそも把握できていないのが根本的な問題なのですから、そこにメスを入れることをしないでうやむやにすることは許されません。葉山町にくらべ、ラスパイレス指数は10%以上低い大磯町。まず、基本給の見直しが必要です。