2017年4月8日土曜日

怖いんです 共謀罪・銃剣道・教育勅語

 共謀罪が国民、野党の反対を押し切り、審議入り。法相が答えられないのを見越し、官僚が答弁するようにするらしい・・・とんでもありません。「治安維持法の再来」と言われるこの法案、私はひたすら怖ろしいと感じます。「歴史に学ぶ」ことを否定する人はいないでしょう。いったい戦前回帰のどこがいいのか、理解に苦しみます。内心の自由、表現の自由にまで国家が立ち入り処罰できる法案を、「一般人は対象外」と言ってのける安倍首相。法律は誰が運用しても同じであることが大前提なのに、あまりに幅がありすぎるし、一般人が対象外というなら「一般人とは」の定義を作るべきと私は考えるのです。
 「アベ政権を許さない」「原発はいらない」「年金を下げないで」など、私たちはいろいろなことを感じ、考え、言葉にし、一緒にアピールします。でも、何が「組織的犯罪集団」にあたるかわからないのですから、私たちは委縮し「見ざる・言わざる・聞かざる」状態に誘導されるのではないでしょうか。こんな窮屈な世の中、ゴメンです。暴力はいけないので、それは今の法律で処罰できます。だから、内心・表現を処罰できる怪しい「共謀罪」となるのです。小説家も、お笑い芸人もどうなるのか・・・
 先行き暗いなあ、明るくしなければと思っていたら、「銃剣道」が中学校の保健体育の武道の選択肢になったと驚愕のニュースが。4月7日のしんぶん「赤旗」記事に、元自衛官の男性から「銃剣道を中学生に教えるなんて、教育として間違っている。絶対にやめさせてほしい」「自衛隊で銃剣術を職業軍人として教育される。心臓を突く人殺しの術です」と電話があったことが紹介されています。保健体育のありかたから遠く離れています。まさか大磯町で選択はしないと思いますが、どこかで確認は必要ですね。
 同時に教育現場で「教育勅語」に触れてもよいと「閣議決定」したことも確認が必要です。お父さんのいうことは絶対!国民は天皇の赤子!学校でこんなことを教えることを望んでいられないのは、平成天皇ではないでしょうか。(こんなことをかけるのも今だから?だから怖いんです)