2017年6月21日水曜日

つい重ね合わせてしまう 加計問題と大磯町

 加計文書の「ない」vs.「あった」、「怪文書」vs.「本物」騒動の報道を読むにつけ、つい重ね合わせてしまうのがわが町、大磯町です。
 加計文書の件で、参議院の委員会答弁で義家文科省副大臣が「文書のリークは国家公務員法違反に当たる可能性」を示唆しました。前川前事務次官が「行政が歪められた」と問題にしています。私は「ルール違反を強要された」と受け止めています。
 6月議会の一般質問で、職員の残業代未払いの額が試算によると100万円以上の職員が2ケタいると発言しました。誰から情報提供があるか、理事者は気になっていると推察しますが、何も問題ありません。そもそも残業を「していない」ことにさせられているのですから。事実無根なら、私を訴えることもできるでしょう。(この頃振替休日でお休み頂いています、という職員が増えてきたと感じています。他の勤務に影響がなければ大歓迎です)
 よく「説明責任をはたせ」といいます。アカウント アビリティー(アカウンタビリティー)を訳したものですが、アカウントを辞書で引くとまず出てくるのが「口座」です。税理士の書いた本に、人から預かったお金が取引でどのように使われ、現在の残高になったか、説明して納得を得ることが信用の元、とありました。転じて「説明のできないことをしてはならない」ことにつながると考えます。ルール違反をすることは、説明のできないことをすることです。加計問題では、どうみても説明不足でとうてい納得できません。
 政治家が法令順守すべき事案を圧力によって歪めることは、公正・公平性を失わせます。一方で、官僚が政治家の目の届かないところで物事を歪めることもあります。どちらも国民にとって迷惑な話です。
 大磯町ではそのようなことが起きないように(起きていないように)願っています。