2017年10月8日日曜日

大磯町中学校給食 業者契約の扱いだけでなく選択肢を広げて

 教育委員会は10月中に今の業者との契約をどうするか、結論を出すと言います。10月は家庭から持っていく弁当とスクールランチを選択できるようになっていて、弁当持参は65%です。愛川町とほぼ同じです。愛川町でも喫食数(申し込み、食する数)は導入当初より、10%ほど落ちていると聞きます。理由は冷たくておいしくないからだそうです。愛川町の共産党議員団は、自校方式か親子方式にするよう町長に求め、今年度調査費が予算計上されました。
 冷やさなければいけないのは、250食以上が対象となる「大量調理衛生管理マニュアル」によるもの。エンゼルフーズが選定されたときの資料によると「真空急冷機」をつかうことになっています。高熱で調理された食べ物を時間に間に合うように冷やすには、急激に冷やす必要があります。(工場から大磯まで片道35キロあります)
 真空にすると、抜けるのは水分です。だから、私が試食したクリームシチューのじゃがいもと人参が冷凍食品のような食感だったのではないかと思います。抜けた水分は撹拌しないといけないはず。そうすると見た目も悪くなるし、食感も違ってきます。栄養士の頑張りにも限界があることを認めよ、と6月議会で指摘したのですが、教育委員会でどんな話になっているのか気になります。

自校か親子方式実現までの間、弁当を町内業者に発注できないか

弁当の必要数は280食と考えられます。弁当ををつくることができる厨房をもつ町内の店舗などがあるはずです。分散して計画的に注文することは可能と思います。どこまで栄養士がたてたメニューに忠実につくることができるかは相談する必要がありますが。
自校方式に加え、親子方式も可能に
 前回の「懇話会」当時、建築基準法の壁があり、小学校で中学校分も調理する親子方式はできませんでしたが、今は解釈が変わり調理室の扱いを柔軟にするよう国が「通知」をだしています。こちらも選択肢に加えて議論を進めることが求められます。