2017年10月19日木曜日

ヤメて!不思議の国「ニッポン」どうして与党で2/3議席に?

 「アベ政治を許さない」面々が口々に言う「どうして安倍自民党が議席の過半数や3分の2をうかがう、なんてことになるの??」。大きく、深い闇のようなナゾです。私はなんとなく疑問や不安があっても「とりあえず…」と与党に投票する国民が多いのでは、と感じます。
 内閣支持率は下がっているのに「堅調」と出るのは「小選挙区」制度があってこそ。この制度が原因で政治家が堕落した、という考えに私は賛成です。森友・加計はおかしい、アベノミクス効果は実感できない、戦争はしてはならない、こうした思いは自民党に投票する方の大多数が持っておられるのでは、と思います。でも、それでも投票先は自公与党へ?!?
 国民保護法の施行以来、日本という国は戦前時代にひた走ってきました。最後のとりでの「人権」は「共謀罪」成立で無いに等しくなってしまいました。憲法違反は明らかです。最後のしあげは憲法を変えること。
 私の世代は学校で憲法と言えば「全ての法律の頂点におかれるもの」と教わりました。戦争法(安保法)の議論の中で「国家の権力をしばるもの」という「そもそも立憲とは」の解釈が示され、合点がいきました。どんな制度にあっても暴走停止装置の「監視機能」は不可欠です。
 戦争や紛争、自爆テロ、銃の乱射で命を落とす人が絶えません。残された人は武器がなければ…と思うでしょう。武器は抑止力、だから平和のために必要、という漠然とした認識は危険だと私は思います。アメリカの銃社会で銃を持っていれば護身できると思ってもできません。いつも緊張をしいられる生活は嫌ですね。
 希望の党も改憲勢力です。それぞれの党の改定点はわかりませんが、自衛隊を「軍隊」にするのは必至と考えなければなりません。徴兵制の話をある方としたら、「あってはならないが、万が一の場合は徴兵はぼくら75歳以上に。若い人の血を流させるわけにはいかない。軍隊を持ちたい女性も男性も、ぼくは『吸血鬼』と呼びます。若い血がほしいのだから。」と。寒気がしました。
 戦争をする国にしてはならない、その前に「原発」はゼロに。2時間の電源喪失でメルトダウンするそうです。日本を壊滅させるには核爆弾はいらない、という怖ろしい現実もあります。
 22日は投票日。立ち止まって考えていただきたい。訴えられるだけ訴え続けます。