2017年11月18日土曜日

大磯町職員の働き方改革 無理でしょ!町長の指示(その2)

 11月7日の行政幹部会議で出された町長の指示事項は5点。①時間外勤務は午後7時30分までとし、事務室は午後8時までに消灯 ②仕事量・仕事のやり方の見直し・検討 ③所属長は所属職員の勤務内容を把握及び事前の時間外勤務命令を徹底 ④時間外勤務の見える化 ⑤毎週水曜日の「ノー残業デー」、金曜日の「積極的ノー残業デー」を徹底ーこの町長指示書をもとに、政策総務部長が「職員各位」に庁内ネットで通知しました。
 内容に異議はないものの、順序が間違っていると思います。④をまず行い、②を庁内全体で行い、③と⑤が徹底できる見通しをたて、最期に①にたどり着かないと、「職員の働きやすい職場環境の実現、事務効率の向上及び健康管理を推進する」目的の達成とは逆効果になるからです。並列で書いてあると言うかもしれませんが、読み込む順序はメッセージとして相手に伝わります。
 退庁が9時、10時は当たり前といわれる今の職場で7時半までに仕事を終えようとすれば、ピッチをあげる(①能力をあげる ②適材適所の職員配置)か、今までの仕事を放棄(③政策として行わない事業を決める ④住民の求めには法的に処理しなければならないものを除き応じない)するしかありません。
 それが見えないうちに、8時消灯? すでに住民から、夜の使用が「会議」扱いのため使えなくなりそう、という声が届いています。効果が上がらないうちに住民サービスの低下など、とんでもありません!!
 時間外をなくす即効策は職員を増やすことですが、町長にその気はなさそうです。早い帰宅はいいけれど、いつまで持つか気をもむ職員は多いはず。「時間外勤務の縮減及び健康管理の推進」のために8時消灯、では土・日・祝日の出勤に即つながるでしょう。
 本当にこれでいいのか、12月議会で一般質問を行います。