明治記念大磯邸園事業の町負担 募る心配

　昨日（26日）、はたの君枝衆議院議員に依頼して、国交省の大磯邸園担当者の説明を議員会館で受けました。驚いたのは、明治記念大磯邸園（仮称）設置の閣議決定の文書の中に「国と地方公共団体の連携の下」とありますが、この文言の記載にあたっては神奈川県も大磯町も承知しているということでした。昨年の8月から閣議決定まで4回の検討委員会を開催の上で閣議決定に至った・・・でも、内容は茫漠としていて、町の議会答弁「まだ何も決まっていません」は結論としてはそういわざるを得ない状況のようです。
○６haの区域を大磯邸園とするのは決まっているが、国（公共空地としての位置づけ）、県、町がそれぞれどの部分をどういう形で担うのかは決まっていない。民間所有の中で緑地を一般に公開する方法もある。
○今年10月の一部公開に向けて、国は24.4億円の補正予算を計上。町はなぜかこの事実を議会に伝えていません。内容については2月1日に参議院で決定したのち、わかります。国交省の予算決定概要には財源として、国営公園等事業の総額229.5億円の一部と、地方自治体に交付する「社会資本整備総合交付金」が記載されています。このことは、県や町が事業の一部を金銭的にも負担するということを明示していると考えられます。

内閣府で決めたことに町（町民）が大きな負担を強いられることはありません！！

明治150年の記念事業に町民も含め、大磯町がこの地を選んでほしいと頼んだ経緯はないはずです。来年度の当初予算には計上されていませんが、補正予算もあり得ます。町民が置き去りにならないように、しっかりチェックしていきます。町長があいかわらず滄浪閣の所有関係者「道志会」を訪問しているのも理解しかねます。説明できるのでしょうか？

大磯中学校給食の調査に来年度1080万円を予定！

　中学校給食は全く動きがありません。給食費の清算は月末におこなわれると聞きました。そんな中、来年度予算編成の概要が発表され、1080万円の「中学校給食の実施方法の検討に係る調査業務委託」を計上予定であることがわかりました。
　2月15日から始まる3月定例会の議案など、資料配布は8日です。最終的な金額はそこで確認しますが、内容について詳細が分かるのは3月8日の予算特別委員会の「文教」分野の審査時です。その前にも、2月22日の予算の総括質疑、2月26・27日の一般質問でも分かることもあります。
　そもそも調査委託は具体的に建築をする時に計上するものです。「実施方法の検討」にお金をかける必要はないはずです。「懇話会」も凍結状態、検討材料は求められていますが、専門的なことは必要ないと思います。「決定機関ではない」といいながら、時間とお金をかける流れはムダが発生するのではないでしょうか？
　「センター方式」の場合は土地が必要です。まさか、東海大学医学部付属大磯病院が「不要」として、町に買戻しを求めている7土地（7500㎡・4億8000万円）を買い戻すことは考えていないでしょうね・・・それだったら、大磯中学校の建設可能な土地に国中分もいっしょに調理ができる共同調理場を建設した方が賢明だと思います。2階建の調理場も川崎市では建設しました。つい最近の事です！
　町長の考え方については理解しかねます。

明けました！激動の戌年になりそうな予感 今年は町長選挙の年ですね

　今日は仕事始め。賀詞交換会に参加しました。年末年始はいつもの生活・仕事リズムが狂います。年々自覚する度合いが高くなっていることは確かで、ため息もつきたくなるというもの…それにしても町長の年頭の挨拶の長かったこと！町長の2期目の最後の年になることを意識している組み立てだと感じました。
　卓話集会、健康おあしすを続けてきたこと、旧吉田茂邸の再建、毎年披露する年頭の言葉の紹介など、しっかりアピール。中学校給食の反省を含んだコメントもありました。町長が力説する「温かい給食を提供したい。」のは、誰が聞いても異存はないでしょう。問題はいかに早く実現するかだと思います。30年度は調査費計上で終わらないように、私は策を練っているところです。もう少し調べて、3月議会には町と教育委員会に求めたいと考えています。
　大磯港の賑わい創出施設、明治記念大磯邸園（仮称）のことにも、もちろん言及。職員の働き方も、残業は7時半までと断行を強調、良くなっているといいますがはたして現実は？職員の仕事が増えている原因の一つに、政策的な事業がたくさんあることに気付いていただきたいものです。
　「開花」を今年の言葉として選んだ町長。開花の次は実を結ぶ、その実は子どもたちのものにと力説しましたが、私はその「実」がかえって「火中の栗」にならないか心配しています。
　今年も精いっぱい「町政のチェック役」「調べて知らせる」「町民の意見を代弁する」ことに力を尽くしますので、よろしくお願いいたします。